あきらめないで「笑いは心の栄養」 〜笑うことの大切さ〜

あきらめないで「笑いは心の栄養」~笑うことの大切さ~

  はじめに

日々の生活の中で、私たちは忙しさや不安、ストレスに追われがちです。そんな中、「笑うこと」は、心と体にとってとても大切な行為です。今日は、笑いがもたらす力についてお話しします。

実は私自身、ある日突然膠原病の皮膚筋炎という「指定難病」の診断を受けました。

そして、その症状のひとつから嚥下ができなくなり、鼻から栄養剤を注入しなければいけなくなった時には、人生が一変し、未来への不安や孤独や、惨めな気持ちにに押しつぶされそうになりました。

そんなとき、私を救ってくれたのが「笑うこと」でした。

栄養剤の注入時は、1時間半ほどは起きていなければなりません。ベッドに横になることができないのです。 パソコンで映画やドラマを見ています。

そこでたまたま、見つけたのが「おいしい給食」というタイトルのドラマと映画でした。

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私の子供時代は給食で日々の栄養をとっていたような時代でした。好きなメニューもしっかり思い出すほどに、給食という言葉にインパクトを感じました。

笑えます!

病室にいる私が「クスッ!」と笑えた瞬間は、心がふっと軽くなって、
「まだ私、大丈夫かもしれない」って思えたんです。

だからこそ私は、笑うことの力を伝えたいのです。
これは決して「甘いこと」なんかじゃない。
むしろ、苦しいときにこそ必要な、魂の栄養なんです。

  1. 笑いがもたらす健康効果

• 免疫力の向上:笑うことでナチュラルキラー細胞が活性化し、病気に強くなると言われています。
• ストレス解消:笑うと脳内にエンドルフィンが分泌され、リラックス効果が得られます。
• 血流の促進:笑うことで血流が良くなり、冷えや肩こりにも効果的だとされています。

私も今現在、病と向き合う中で、クライアントさんが教えてくれたラジオ番組「安住紳一郎の日曜天国」や、以前他の日のブログでも書きましたが「サンドウィッチマンザ・ラジオショーサタデー」をポットキャストで聞きながら「笑うことがどれだけ体に優しく働きかけてくれる」か、身をもって感じています。

  2. 心のリセットボタン

笑いは、重たい気持ちを一瞬で軽くしてくれます。
悲しみや怒りの中にいるときでも、ふとした笑いがその感情をやわらげてくれることがあります。
「笑ってみる」こと自体が、前を向くきっかけになるのです。

病気のことばかり考えていたある日、週に2回面会に来てくれる欽ちゃんパパの言葉に思わず吹き出してしまいました。
その瞬間、「ああ、私、まだ笑えるんだ」って思ったんです。
そう言えば、欽ちゃんと暮らすようになった17年前も「この人は私を笑わせてくれる」というのがパートナーとして生活を共にしていくことのとても大きな理由だったのです。それほどまでに、当時の私も笑えていなかったのですね。

笑いって、心の奥からのリセットボタンなんだと思います。

  3. 人間関係をあたためる力

笑顔には、相手との距離を縮める力があります。
無理に笑わせようとしなくても、ちょっとしたユーモアや微笑みが、場の空気を和らげ、信頼や安心感を育てます。

長期入院を強いられる病気になって再び、人の温かさに救われる場面が増えました。
そして、自分が笑顔でいると、周りの人たちも安心してくれるんです。
「ありがとうございます」という一言をにっこりとしながら伝えるだけでも、その場の空気感が変わります。

笑顔は、自分だけじゃなく、相手の心にも届くエネルギーなんですね。

  4. 「笑い」は習慣にできる

笑うことは、特別なことではありません。

• 朝鏡の前で笑ってみる
• 面白い動画を見る時間をつくる
• ユーモアのある友人と話す

こうした小さな習慣が、心をじんわりと温めてくれます。

病気であっても、どんな状況であっても、笑いは「今ここ」でできるセルフケアであり自分を愛することでもあるのです。

  おわりに

笑いは無料で、いつでも、誰にでもできる最高のセルフケアです。
意識して笑うことが、今日の自分を少しだけ軽く、優しくしてくれるかもしれません。

そしてこれは、今現在も病を経験している私だからこそ、心からお伝えしたいこと。
「笑うことをあきらめないで」
それは、自分を信じる小さな光になります。

あなたの毎日に、ほんの少しでも笑顔が増えますように。

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